(仮訳)北米西部産の毒きのこの新種、Amanita aprica
Tulloss, RE. & Lindgren, JE. 2005. Amanita aprica – a new toxic species from western North America. Mycotaxon. Available at: http://www.mycotaxon.com/vol/abstracts/91/91-193.html [Accessed September 4, 2023] 【R3-10939】2023/9/4投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

米国およびカナダで採集された菌を検討し、Amanita apricaとして新種記載した。
本種は従来A. gemmataと従来誤同定されていたと考えられた。
本種による中毒とみられる80歳男性の症例を記述した。
USA, Washington, Border Klickitat & Skamania Cos, Trout Lk.

(新種)

Amanita aprica J.E. Lindgren & Tulloss
語源…晴れの/杏の(生息環境と傘の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amanita gemmata
形態的に類似している(本種と誤同定されてきた可能性がある)×本種より子実体の形状が細長い
本種より傘のサイズが小さい
本種と異なり傘が黄橙色~帯黄褐色
本種と異なり傘縁部が顕著な条線状
本種より担子胞子のQ値が小さい
本種と外被膜の構造が異なる
Amanita breckonii
形態的に類似している(この種のある標本が当初本種と考えられた)
本種と異なり傘中央部が老成するとしばしば肉桂黄褐色になる
本種と異なり傘縁部が老成すると顕著な瘤状~条線状である
本種と異なりつばがやや中位
本種と異なり担子器のクランプが局所的には普通に見られる
本種より担子胞子のQ値が大きい
Amanita russuloides
本種より子実体のサイズが小さい
本種より子実体の形状が細長い
本種と異なり傘縁部が条線状
本種より担子胞子の幅が広い
Amanita xylinivolva
本種より子実体のサイズが小さい
本種より子実体の形状が細長い
本種と異なり傘縁部が条線状
本種より担子胞子の幅が広い